こんにちは。
先日、連休をいただきまして、ちょっと遅めの夏休みを満喫してきました。
ラヴィット(内縁の妻)と休みを合わせて、久しぶりのふたり旅。
ほんと久しぶりねえ
というわけで、
憧れの四国・四万十川を目指す…
予定だったのですが…
え、ええ…
四万十川の中流域に位置する、江川崎付近をスタートし、中村方面へパックラフトで下る予定だったのですが、台風(大雨)と落石の影響で、予土線が運休。
四万十川、辿り着けず…
(詳しくは後述します)
急遽予定を変更。
※旅にトラブルやアクシデントはつきものです
我々は一路、仁淀川流域へ!
結果、
パックラフトの出番は少なかったものの、最高の四国の旅となりました。
むしろ、予定を変更して良かったかも。
今回は、ダウンリバーは無し。
美しい仁淀川での川遊びキャンプの模様をゆるゆるーっとお届けしたいと思います。
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仁淀川ってどんな川?
「仁淀ブルー」で有名な仁淀川。
西日本最高峰の石鎚山を源流に、愛媛県から高知県へ、いくつもの清らかな支流と合流しながら、土佐湾に流れ込む。
吉野川・四万十川に次ぐ四国第三の一級河川。
岩屋川、長者川、中津川、安居川、土居川など、本当にたくさんの支流がある。
あんまり厳密に考えず、水系一帯が「仁淀川」「仁淀ブルー」として、ブランド化している感がある。
観光だったり遊びのフィールドとしてのブランドである一方、流域で暮らす方々にとってそれは誇りでもあるだろう。
今回は、佐川駅を起点に、二つのキャンプ場に足を運んでみた。
まずは、宮の前公園キャンプ場。
そして、少し上流に移動して、宮崎の河原キャンプ場。
仁淀ブルーの本当の深い青を見ることができる景勝地「安居渓谷」は、もうちょっと上流のエリア。
しかしね、我々の当初の目的は四万十川だったのだ。
そこらへんから話を進めてみよう。
まずは四万十川を目指すが…
さあ旅のスタートだ。
台風に備え、高知市内に1泊した。
そして、台風の通過に合わせて、我々も移動を開始。
いざ四万十川!!
高知駅から窪川駅へ。
そして、窪川駅から予土線に乗り換えようとしたところで、足止めを食らってしまった。
予土線が運休になっているので、これはどうしようもない。
「台風(大雨)と落石の影響」ということで、本当にどうしようもない。
誰も悪くない。
払い戻しをするので、高知駅に戻ってください、とのこと。
誰も悪くない…
ホームで静止する予土線。のカワイイ車輌。
ちなみに、下調べしたところによると、四万十川を船で下る場合、
窪川から江川崎までは、瀬が連続する上級者コース。
江川崎から中村までは、比較的ゆるやか&たおやかな、一般的に我々が想像するような、いわゆる四万十川らしいコース。
…のようです。
いつか、3~4日かけて通して漕ぎたいと思っています。
というわけで、
今回の目的であった四万十川には辿り着けないことが分かったところで、急遽予定を変更。
高知の川は四万十川だけではない。
仁淀川があるんじゃ!
仁淀川については、ほとんど何も下調べができていないが、とにかく水が綺麗らしい、そして最高なキャンプ場がいくつもあるらしい、という噂は聴いている。
宮の前公園キャンプ場
高知駅には戻らず、佐川駅で途中下車。
仁淀川流域で遊ぶのであれば、
佐川駅から黒岩観光バス(佐川~狩山口線)に乗ると良い。
佐川駅の駅員さんは、切符の払い戻しの件で尽力してくださり、助かりました。
高知は本当に優しい人が多い。感謝。
そして、いろいろと考えた結果、台風が過ぎたばかりで川の状況が読めないところがあったので、まずは岸の上で安全にキャンプができそうな宮の前公園へ。
越知町内とも近く、徒歩圏内に酒屋やスーパーがある。
宮の前公園には、
「スノーピーク かわの駅 おち」が隣接する。
トイレも24時間開放されている。有難い。
スタッフさんと情報交換。
そして、薪と地ビールを購入。
キャンプ地。宮の前公園。
雨上がりで芝が濡れているので、パックラフトを地面に敷く。
(後程、膨らませて座るとすごい快適だった)
目の前は仁淀川。
ゴオゴオと濁流であった。
これは川遊びどころではない。
というわけで、ご飯にしましょうかね。
スーパーでカツオのタタキを買ってきた。
軽く火を通す。
高地の地ビール。
仁淀川流域で育った山椒入り。
ピリリとスパイシーでなかなか珍しい味わい。
これは美味い。
そして日が暮れた。
月が顔を出し、明日は晴れそうだ。
風も完全に止んでいる。
夜はだいぶ涼しくなって、
過ごしやすくなったね。
ゆっくり焚き火を眺める。
台風通過直後にキャンプをしている人なんて誰もいないので(そりゃそうだ)、広いキャンプ場は貸切状態なのである。
今年の夏はひとりが多かったが、今回は久しぶりにふたり旅。
特に何を話した、ということでもないけれど、
なんだか、しみじみと良い夜であった。
ような気がする。
翌日。
晴れ!
快晴!
暑いゾ!
台風一過で、しっかり晴れました。
宮の前公園。
この広い敷地一帯が無料のキャンプ場になっている。
目の前は仁淀川。
今回は天候の条件が悪かったが、立地最高なのよ。
さて、もうちょっと上流の方に移動してみましょうかね。
宮崎の河原キャンプ場
というわけで、やって来たのが宮崎の河原キャンプ場。
神母谷バス停下車。徒歩10分。
SUPやカヤックの体験ができる「仁淀川アウトドアセンター」を横目に川原に下りる。
川原にテントを設営し荷物を置いたら、食材やお酒を買い出し。
旧池川町(現在は合併し仁淀川町となっている)の風景。
家々の横には川へ降りる階段がある。
小学校が一つとスーパーが一つ。
昭和から時間が止まったままのような。静かで美しく、少しだけもの哀しい。
そんな集落であった。
買い出しを済ませてきました。
澄んだ川は砂利がとても細かく、まるで海の砂浜のよう。
仁淀川も例外ではない。
水位も下がり、川の濁りもほとんど大丈夫だった。
さあ遊ぶぞ〜
漕ぐタイガーと、
漕ぐラヴィット。
彼女にも普段私が何をやっているのかを体験してもらいたかった。
しかし、ラヴィットから、
「今回はジャーニーじゃなくてレジャーだよね?」
そう言われて、さすが本質を突いているなと感じてしまった。
私が所有しているのは一人用のパックラフトなのでなんとも言えないのだが、いつの日かジャーニーもふたりでやりたいナア…そう思っている。
お昼ごはん(焚き火)の準備。
流木を拾ってくる。
下準備をちゃんとしておけば、火起こしは何も難しくない。
このあとも、
パックラフトで遊んだり、泳いだり、昼寝をしたりしながら、一日中楽しんだ。
人間が裸もしくは裸に近いような格好で、ほとんど何も持たずに1日遊べるような場所があるとするならば、そこは楽園です。
明け方4時。
月が姿を隠し、星たちが燦然と輝いていた。
そして翌日。
うーん。快晴。
朝ごはん。
袋麺を二つぶっ込んで火にかける。
今回は、メインの調理は焚き火でできるので、シングルバーナーの代わりにアルコールストーブを持ち込んだ。
軽くてコンパクトになるが、やはりちょっと煩わしいところもある。
そして朝の静けさの中を漕いで行く。
ラヴィットが上手に写真を撮ってくれた。
いつもソロなので、こういった写真は絶対に撮れないのでとても嬉しい。
「仁淀ブルー」の風景。
ドローンのように高い位置からの撮影だが、これらは橋の上から撮ってもらった。
go with the flow…
いやあ、最高です。
仁淀川もいつか下らないといけないな。
宮崎の河原キャンプ場。
遠景。
手前の散らかしているのが我々。
(いろいろ洗って干している)
台風通過から三日目となると、さすがにキャンパーさんが増えてきた。
キャンピングカー率高め。
これハイシーズンは場所の取り合いになるのでしょうね。
ラヴィットいた。
SUP、カヤックの体験も始まりましたね。
キャーキャーと賑やかな声が聴こえる。
川原へ降りる小道。
本当に素晴らしいところだなあ。
高規格キャンプ場というのは、美しい自然が目の前にあって、それ以外は何にもない、こういった場所のことを呼ぶのですよ。
ここ(宮崎の河原キャンプ場)は、トイレがあるので、それだけで本当に充分なのです。
さあパッキングして帰りましょう。
我々の荷物はバックパック二つ分です。
おまけ(高知市内)
というわけで、今回はゆるゆると仁淀川流域でのキャンプでした。
アドベンチャー感は全くなかったけれど、ゆっくりと優しい、とても良い旅になりました。
四国はなかなか交通の便が悪いというか、交通費が高いというか、ちょっと簡単には行きづらいところがあるんですが、またタイミングを見計らって再訪します。
おまけ。
四国は自然も美しいのだが、街も良かったし、もちろんご飯も。人も。
ひろめ市場。
「地元の人間はほとんど行かんよ〜」
と仰っている方もいらっしゃいましたが、いやいや、おじいおばあが10時の開店と同時にごくごくビールを飲んでいましたよ。
我々も安心して飲める。笑
また、高知はモーニング文化も。
高知の朝は、ホテルの朝食ではなく喫茶店を探すのが吉。
いやあ、ほんとに完璧な夏休みでした。
高知最高!
四国最高!
それではまた次回!!
ありがとうございました♡
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