こんにちは。
天気がなかなか安定せず、予報もあてにならず、なかなか予定が立てづらい日々が続いていますね。
いやあ、仕方がないです。
梅雨の時期はだいたいこんなもんですから。
(梅雨明けって言ってませんでしたっけ?)
というわけで、梅雨の晴れ間の7月初旬。
朝8:00 自宅アパートより、南東方向。
この日の予報は「曇り時々雨」だったんですが、これどう見ても晴れてるな。
気温もぐんぐん上がりそう。
これは、行くしかない。
雨雲が近づいてくるようだったら、適当なところで上がれば良いだろう。
急いでパックラフト一式をザックに詰める!
そして出発!
今回は、福岡市内からも日帰りで行ける川、
ということで目をつけていた「矢部川」を目指します。
それじゃあいってみよっ!!
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矢部川ってどんな川?
福岡南部の川を考えた時に、やはり馴染み深いのは筑後川ですが、しかし思い返してみると矢部川も結構思い出がある。個人的に。
大学生の頃、友人知人を連れて、足繁く通ったキャンプ場「グリーンパル日向神峡」の先には日向神ダムがあったし、そこには矢部川が流れていた。
(日向神峡が、矢部川の源流エリア)
そして、
中学生の頃、コースケとキョーピーと自転車を漕いで出かけた星野川は、矢部川の支流。
さらに言うと、
小学生の頃、ター坊の姉ちゃんに車で連れて行ってもらったのが、船小屋の河原だった。
車内で流れていたアクアのCD(カセットテープだったかもね)が、なんだかとってもオトナな感じで、そしてほんのちょっとだけワルい感じもして、小学生のチビだったタイガー少年に強烈な印象を残した。
…話を戻します。
さて、矢部川である。
日向神峡から八女市を抜け、多くの支流と合流しながら筑後市、みやま市、柳川市へ。
福岡南部の穀倉地帯を潤しながら、有明海に注ぐ一級河川です。
上流域は、川幅も狭く水量的にも船を出すには微妙なので、スタート地点は中流域の「べんがら村」付近。
花宗堰のちょっと下。
ここに決めた!
ゴール地点は、筑後船小屋駅の付近で上がって、JRで帰れば良かろう。
バッチリ。
べんがら村 ⇒ 千間土居公園
西鉄の久留米駅からバスへ乗り継ぎ、べんがら村へ移動。
福岡市内からだと2時間弱。
10:45 べんがら村へ到着。
せっかくなので、立ち寄ってみる。
クラフトビールが有名らしい。
知らなかった。
ちょっと1杯、呼ばれようかしら。
…いやいや、今日の目的はビールではない。
後ろ髪をぐいぐい引かれそうだったが、そもそも私の頭は丸坊主であった。
瓶詰めもありましたよ。
八女茶を使った地ビールということです。
八女市はお茶の産地であり、お茶の生産に欠かせないのが、豊かな土壌であり水。
今回下る矢部川が、美味しい八女茶を生産し続けるにあたって、とても大きな役割を担ってきたことは言うまでもなさそうです。
ちなみに、べんがら村は天然温泉やサウナを始め、様々な施設が併設しており、八女市民の憩いの場になっているようだ。
こういった田舎の複合施設は、おじいちゃんおばあちゃんたちのセーフティーネット的な観点からも、とても有意義だと私は考える。
べんがら村の横。
矢部川の岸に広がる宮野公園。
宮野公園から、ちょっとだけ上流方向に歩く。
国道3号線の橋が架かっているあたりから出艇。
11:50 出艇。
今回から導入したのが、この青いやつ。
シートゥサミットのドライバッグ。
荷物の運搬システムがとてもシンプルになったので、これは買って良かった。
詳細については、また後日レビューします。
様々な形の雲が好き勝手に乱立していて、梅雨空。
「はあ、気持ちが良いナア」ってのんびり下っている場合じゃございません。
スタートから、なかなか激しい瀬が連続します。
今回は、一応全てチャレンジしてみてなんとかクリアできたけど、水量次第か。
危なそうだったら、担いで巻きましょう。
びしょ濡れになるのは構わんが、船に水が溜まって進まなくなる(沈む)のはいかん。
ビルジポンプの必要性について理解する。
赤い橋が見えてきたら、瀬が連続するセクションは終わり。
ここから下流は、ほとんど瀬はありません。
堰がありますので、突入しないように。
左岸の階段から岸に上がれます。
岸の上は、千間土居公園。
自然豊かな河川敷が続いている。
千間土居公園 ⇒ 筑後船小屋駅
岸に上がり、堰を巻いたのは良いが、再乗艇できそうな場所がなかなかない。
結局、白木川が合流するあたりまで歩く。
1.5kmほど。
炎天下で、船を担ぎ荷物を肩にかけて歩くのは、なかなかツライ。
再乗艇。
と思ったら、1kmほどで広瀬堰。
右岸から巻き、またもや再乗艇に困る感じ。
無理やり降りました。
このあたりは浅いけれど流れもあり、なかなか気持ちが良かった。
こういった護岸工事がバキバキのセクションに入ると、途端に水は濁り始める。
水の浄化に必要なのは、流れる続けることと、小石~砂利、そして両岸の草木。
氾濫等ありますから、こういった工事も最低限必要なことなのだろうとは思いますが、しかしこんな風景の中を漕いで行くのは、本当に気が滅入ります。
水上からの意見でした。
南筑橋を越えると、ゴールは目前。
私は、こんな風景の方が好きですね。
木々の下は日陰で涼しい。
漕ぐ手を休めて、空を眺める。
いやあ、なかなか気持ちが良い。
いいぞ!矢部川!
船小屋温泉のあたり。
筑後広域公園の川原。
このあたりは浅瀬になっているので、子供たちが遊ぶのにもちょうど良さそう。
ター坊の姉ちゃんに連れて来てもらったのも、たぶんここだろう。
船をつけて、しばらく泳いだりなんかして涼めば良かったと後悔。
だってもうゴールなんだもの…。
九州新幹線とJR在来線の高架橋が見えたら、右岸に上がる。
14:30 筑後船小屋駅付近の高架橋下にてゴール。
約12km。2時間ちょっとの行程でした。
筑後船小屋駅。
九州新幹線が停まるようになって、とても立派な駅ができていた。
よく手入れされた駅前の広大な敷地には、誰もいなかった。
八女茶ビールは美味かった
パックラフトで下ってみると全く印象が変わった矢部川。
連続する瀬は、とてもワクワクするような激しさだったし、船小屋あたりのゆるい感じも最高。
基本的にしっかり水が流れているところが特に気に入った。
とても大好きな川になりました。
ひとつ難点を挙げるとするならば、堰を越えた後の再乗艇が大変。
本当に惜しい。
しかし、きっとまた遊びに行くと思います。
船小屋から下流は、さらに堰が連続するし、おそらく川幅が広がり流れもほとんどなくなるだろうから、船を出すのであればやはり今回下ったあたりかな。
あ、ちなみに。
八女茶ビール買ってました。
自宅でキンキンに冷やして頂きました。
ビックリするくらい爽やかで、フルーティー。
このスーッと香りが抜ける感じが八女茶の効果か?
そうなのか!?
本当に美味い!これは驚いた。
普段は発泡酒しか飲まない私からしたら、なかなかの高級ビールなので、これはまた何か特別な時に飲もう。
実家に送って父ちゃんと飲もう。
というわけで。
八女茶ビール最高!
じゃなくって、矢部川最高!
(どっちも最高です)
それではまた次回!!
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