こんにちは。
厳しい残暑が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先日、久しぶりに野営道具一式を持ちこんでの、ダウンリバーを楽しんできましたよ。
今回向かったのは、天孫降臨の舞台でもある高千穂から、延岡→日向灘へと注ぐ一級河川、
五ヶ瀬川です。
尺を超える大アユ・大ヤマメが棲む川としても知られる五ヶ瀬川。
本流はもちろん、支流もたくさん伸びていて、釣り人たちの聖地でもあるらしい。
(釣竿も入手したことだし、これは楽しめそう!)
というわけで、ゆらゆらと1泊2日のレポートです。
夏はまだまだ終わらない。
それではスタート!!
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五ヶ瀬川ってどんな川?
五ヶ瀬川は、宮崎県北部を東流し、延岡・日向灘に注ぐ一級河川。
上流部は高千穂峡。
柱状節理の険しい大ゴルジュ地帯である。
多くの美しい支流を持つ五ヶ瀬川であるが、今回は本流をパックラフトで下る。
公共交通機関でもアクセスが可能。
高速バスがふたつの道の駅に停車するので、その付近を拠点とすると良いだろう。
道の駅「青雲橋」から、日之影町の集落に下り、川に入る。
1日目は、星山ダムを越えた八戸の集落まで。
そして2日目は、道の駅「北方よっちみろ屋」を目指す。(バス停がある)
国道218号線が五ヶ瀬川と並走しているが、これはものすごく高い位置を走っている点を留意のこと。
ちなみに、五ヶ瀬川をさらによく知るために、こちらのマップも見てみると面白い。
釣り師のための渓流釣りポイントマップ。
平成29年度版なので、だいぶ川の様子は変わっているようだが。
道の駅 青雲橋 ⇒ 八戸集落
朝。
西鉄天神高速バスターミナル。
お世話になっている福岡→延岡「ごかせ号」に乗り込む。
夜便があればな~前乗りできるのに。
始発は8時台。
4時間ほどバスに揺られ、道の駅「青雲橋」に到着。
ちょうどお昼どきでした。
かきあげうどんをいただく。美味!
青雲橋は、かーなり高い位置に架かっている。
(これが国道218号線)
川を目指して、ずいーっと下りて行く。
日之影川と日之影集落の風景。
これがなんとも感動的に美しい。
奥には五ヶ瀬川本流。
五ヶ瀬川本流。
連日の雨で、多少濁りが入っているようだが、それでもSランクの清流。
間違いなし。
嬉しい。
なんだか最初から瀬が見えるけど、大丈夫か?
旧日之影役場前の川原でセッティング。
出艇。
時刻はすでに14時を回っている。
そして、瀬は最初からなかなか手強かった。
落差は無いんだが、めちゃくちゃ水のパワーがすごい。
まだパドルの感覚がうまく馴染んでいない状態だったので、ちょっと焦った。
旭化成の発電所前。
このあたりは、うねりを伴うぐわんぐわんの瀬が続く。
五ヶ瀬川の水の勢いの強さは、九州随一と言ってもいいかもしれん。
三波商店さんのインスタグラムを見ると、雰囲気が分かるかも。
瀬を越えるたびに船の中が水浸しになるので、一旦上陸。
荷を解いて、船体をひっくり返す。
カンバの瀬で竿を振ってみるかと考えていたが、それどころではなかった。
パドルを短くセッティングし、角度を付けて力一杯漕いでいく。
体力勝負の瀬が続き疲労困憊。
写真も全く撮る余裕無し。
しかし、アドレナリンが爆発し、生きている実感もすごい。
星山ダム前の静水セクションに入ると、ほっと一息。
旧高千穂線の鉄橋。
廃線になった線路の上を歩いて散策することができるらしい。
歩いているご夫婦がいらっしゃった。
星山ダムが見えてきた。
ダム横の神社に階段らしきものが有ることを事前にグーグルマップでリサーチしていた。
ちゃんと上陸できて安心。
人工的なものを巻く時はいつも緊張する。
八戸稲荷大明神。
お参りさせてもらいました。
星山ダム。
旭化成が自社工場用に建設した発電用のダムらしい。
そんなことが可能なの?
すごい。
夕暮れの八戸集落を歩いていく。
ふたつの商店と、旅館がひとつ。郵便局がひとつ。
菊池商店さんに立ち寄り、天ぷら、ちくわ、その他を購入。
そして梅戸商店さんで、缶ビール3本とカップラーメンを購入。
カップラーメン用にということで、水を汲んでくださった。
とても親切にしていただいて、本当にありがとうございました。
そして川原で今日の寝床をこしらえる。
乾杯。
普段ならば、あとはだらだらと呑むだけなのだが、今回は釣竿がある。
日が暮れるまで遊んで就寝。(釣れず)
星山ダム下の川原 ⇒ 道の駅 北方よっちみろ屋
翌日。
日が昇る前にごそごそと起き出す。
そして釣り。
魚たちの活性が上がる朝マズメを狙う。
水温も一番下がっているはずなので、一番良い時間帯だろうと。
しかし、釣れず。
くそう!
フィッシュパスも購入したのに。笑
(五ヶ瀬川での釣りは遊魚券が必要です)
>>> 【新提携】宮崎県 五ヶ瀬川漁協でフィッシュパスが使えます
まあまあ、楽しめたので良しとしよう。
フィッシュパスはアプリから簡単に購入できました。
納竿のあと、大きな鯉がぬわーっとあわられた。(2匹)
八戸の集落を散歩。
旧高千穂線の日向八戸駅のホーム跡。
駅舎もそのまま残っている。
線路は撤去され、道路になっている。
猫と目が合った。
時刻表もそのままであった。
テント類を片付け、出艇準備。
さあ2日目も頑張っていこう。
巨岩・奇岩が多いのも五ヶ瀬川の特徴のひとつ。
それから、かなりしっかりとした護岸も特徴と言えると思うのだが、同時に崩れてしまっている箇所も非常に多かった。
毎年のようにやってくる台風、そして局地的な集中豪雨の影響だろう。
星山発電所。
発電所の真下(右岸)は、大量の水が放出されており、激しい流れになっている。
危険な逆流も発生しているので、絶対に近づかないこと。
張り付いてしまって出てこれなくなる可能性がある。
左岸寄りを漕いで行けば問題無し。
発電所の下は瀬が連続するのだが、突如あらわれる癒しの支流。
綱の瀬川との出合い。
奥には国道が見えている。
やはりかなり高い位置にいらっしゃる。
綱の瀬川は日之影川と並ぶ、山女魚の釣り場であるらしい。
いつか遡上してみたい。
このあともいくつかの瀬を越えることになるが、前日から数々の難所を越えてきた身体は完全に順応している。もう大丈夫。
国道が川を横切っているのを確認したら、もうゴールは近い。
ゴール地点。
早日渡の川原。
これ以上進んじゃうと、上陸がなかなか難しそうなのだ。
2日目の工程、約7.5km/2時間ちょっと。
濡れた諸々を全て干す。
ドライな状態で帰ると、帰宅後の片付けが楽になるよね。
干している間に、私は泳ぎまーす。
早日渡の田園風景を歩き、道の駅「よっちみろ屋」へ。
バスの時間まで時間をつぶすとしよう。
いやあ、お疲れ様でした。
旅は続く…ぼちぼちね
というわけで、今回は宮崎県の五ヶ瀬川ダウンリバー。
1泊2日で下ってきました。
これまでに経験したことのないような水のパワーに圧倒されつつも、かなり充実した2日間になりました。
また忘れられない旅になった。
そして、五ヶ瀬川と、その流域のことが、とても好きになった。
今回、釣りの方は「ついで」みたいな感じでちょこっとだけだったけど、来春はガッツリ釣り目的で来てもいいかも知れん。
というか、そうなると思います。笑
大好き。
五ヶ瀬川。
また会う日まで。
ご拝読ありがとうございました
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