【佐賀・川上峡〜多布施川】パックラフトで春を愛でる。鯉のぼりと桜並木。

旅の記録

こんにちは。

冬の間、お休みをしておりましたが、このところ寒さも和らいできましたので、いよいよシーズンインという感じですねえ。

私にとって、2年目のパックラフトシーズン。
今年もどうぞ宜しくお願いします!!


今回は、春になったら是非行きたいなあと目を付けていた佐賀県の嘉瀬川水系。
川上峡そして多布施川を下りました。

ゆるっとレポートしていきますので、ゆるっとご覧ください。



タイガー
タイガー

さあ旅を始めよう!!


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嘉瀬川・多布施川ってどんな川?

嘉瀬川は、脊振山系を源流とし、三瀬エリアを抜け、佐賀平野から有明海へ注ぐ一級河川。
上流には北山ダムと嘉瀬川ダム。

中流域から河口まではのんびりと穏やかな河川敷の風景が続くが、ちょっと上流に上った大和町の周辺は「川上峡」と呼ばれる景勝地。
春の時期には、約300匹の鯉のぼりが優雅に泳ぐ姿が見られることでも有名。

というわけで、絶対に水上(パックラフト)から鯉のぼりを眺めてみたいと考えた私は、道の駅大和から出艇し、川を下って鯉のぼりを見に行く計画を立ててみた。


さらに言うと、もうちょっと下流に位置する支流の「多布施川」は、川沿いに続く桜並木がとっても有名。
せっかくなんで、そちらも一緒に下ってしまおうじゃないか!

こうやって地図を眺めてみると、佐賀エリアというのは細かく水路が張り巡らされており、嘉瀬川水系がいかに利水の面で人々を潤してきたのかがよく理解できる。


道の駅 大和 ⇒ 大井出堰/石井樋

佐賀駅からバス(古湯線)に乗り、下中の原バス停へ。
博多から2時間弱であっという間。

10:30 下中の原 バス停。

ここから、道の駅大和へは、約2kmほど。
ぼちぼち歩いて行く。


嘉瀬川の様子。
(川上川という別称もあるようですが嘉瀬川で統一します)

素朴な印象の川である。
季節的には早春であるが、まだまだ冬枯れのような雰囲気。

ちなみに、この日は終日どんよりとした曇り空。
写真もなんだか暗~い感じが続きますが悪しからず。


大きな取水堰。

道の駅大和より上流から船を出すとなると、これを越えなければならない。


道の駅大和そよかぜ館。

このあたりの集落は干し柿が名産のようで、「ほし柿ソフトクリーム」が人気とのこと。
(私は食べておりません)


裏手から川原に下りることができます。
桜は満開よ。


川沿いの遊歩道をちょっと下流に歩いて行き、出艇ポイントを探す。

水質&清流レベルはB以上A未満…と言ったところかな。


川上峡と呼ばれるこのあたりのエリアは「九州北部で唯一のホワイトウォーターを楽しめる川」なんて呼ばれたりするので、一応ヘルメットを持参した。

とは言っても、沈することはなかろうと、足元は長靴。
これが失敗でした。
後述します。


この日は水量が少なかったのか、かなり岩が露出している。


そして、落差のある瀬も多い。

危険な感じは全くないが、当然ながら水をしっかり浴びる。


とにかく浅瀬が多い。
ライニングダウンを繰り返す。

細心の注意を払っていたつもりだったが、あっという間に長靴内に水が浸入。。笑

長靴は、外からの水をブロックする一方で、一度内部に水が入ったら終わり。
水は抜けない。乾かない。ずっとぐしょぐしょ。。
完全防水であるというメリットが、そのまんまデメリットになるのです。


あーあー。
なめたらあかんということですな。


そんなこんなしてたら、あっという間にお目当ての鯉のぼりが見えてきた。


おお!


おおお!!


圧巻の景色。
これはやはり来て良かった。

スタートからここまで1時間も経っていない。あっという間。

しかし写真が暗いなあ…
もうちょい天気が良かったらなあ…


右岸に船着場があったので、利用させてもらいました。

屋形船に乗って、鯉のぼりを眺めることもできるようです。

>>> 観光屋形船(川上峡春まつり)

與止日女(よどひめ)神社に立ち寄り。

その名の通り、水の神様である淀姫さんが祀られています。
佐賀市の景観重要建造物にも指定されている由緒正しく歴史ある神社。

水遊びの安全を祈願しました。


こちらも桜は満開。


春風の中を泳ぐ鯉のぼり。


静かで良いところ。
ここはまたゆっくり遊びに来ても良いかもしれんナア。


そして、ここからはしばらく船を担いで川沿いを歩いて行く。
ちょっと先に大きな堰があるのだ。


右岸を歩いて堰を越えたら、すぐ下から再乗艇可能。


このあたりは、さっきまでの岩がボコボコの激しいセクションから一変し、かなりのんびりとした雰囲気。

川底は柔らかい砂〜泥状で、岩々とした感じは皆無。


そして大井出堰。
ここから、嘉瀬川の本流と支流の多布施川とに分かれる。


象の鼻、天狗の鼻、と呼ばれるこの2方向の出っ張り。
流れを弱めつつ、効率的に多布施川へと水を運ぶ、利水&治水のシステム。


石井樋を通って、佐賀城下、佐賀市内へ。


多布施川始点 ⇒ 神野公園

大井出堰の上は、気持ちの良い公園になっていた。
花見を楽しんでおられる方がたくさんいらっしゃいました。

菜の花も満開。


これが石井樋。
船では通過できないので、歩いて越える。


そして、石井樋を越えるとまた公園。
多布施川河畔公園。
こちらも桜は満開です。


というか、ここから川沿いに桜並木が続き、ずっと満開。
多布施川の始点。


多布施川というのは、嘉瀬川の水を佐賀市内へと運ぶために作られた、いわゆる四角い川、人工的な川ということなのだろうが、しかしずっと気持ちが良いのである。


これですから。


多布施川カヌークラブのカヌーかな?

多布施川の情報はこちらから得ました。どうもありがとうございます。
応援しています!!

>>> 多布施川カヌークラブ


川沿いの遊歩道にはたくさんの人が歩いたり、走ったり、座ったり、食べたり、飲んだり。
手を振ってくださったり、声をかけてくださる方もたくさん。

平日でこれだから、土日はすごい人でしょうね。
素晴らしいなあ。


いやあ、これは缶ビール(缶チューハイでも可)を片手に下りたい川ナンバーワンです。
ずーっと気持ちが良い。清々しい。

しかし、お酒を飲みながら川を下るというのは、印象があまり良くないかな。
すごい人目に付く川なのでね。子供たちも多いし。

どちらかと言うと、私は爽やかにいきたいもので。


そして、あっという間にゴール地点の神野公園に到着。
多布施川の始点から約3km地点。
ここに船を着けてくださいネ、と言わんばかりの広々とした階段。

ちなみにゴールした時間は15:00。
1日の行動時間としても約3時間半程度でちょうど良い感じ。


神野公園。
端っこでコソコソっと片付け。撤収。

佐賀駅までは徒歩約20分である。


いよいよシーズンイン

というわけで、今シーズンの幕開けにふさわしい素晴らしい川下りとなりました。
福岡市内からのアクセスも悪くないし、これは春の時期の恒例行事になるかもしれん。


さてさて。
頭の中で計画している川や海がたくさんある。
今シーズンも、引き続きパックラフトで遊べるスポットをどんどん紹介していくので、お楽しみに。

いやあ、それにしても良い川だったなあ。


タイガー
タイガー

それではまた次回!!


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