こんにちは。
先日の球磨川に引き続き熊本遠征です。
今回は、熊本市内(市街地)からほど近い、
江津湖へ行ってきました。
中津の盟友でんでんさんから、
「江津湖がなかなか良かったよぅ〜」
と聞いており、私もタイミングを窺っていました。
福岡から始発でお隣、熊本へ。
これは下手したら日帰りでも遊べちゃう距離感なんだけど、今回はせっかくなんで、キャンプ道具一式も持ち込んで、パックラフト&キャンプです。
充実の秋の1日となりました。

フィールドレポートです♪
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江津湖ってどんなところ?
熊本市街地の東部に位置する緑川水系・加勢川によって形成された河川膨張湖。
上江津湖(かみえづこ)と下江津湖(しもえづこ)という、2つの湖が連なっています。
湖面積は約50ヘクタール、長さ約2.5km、周囲は約6kmほどです。豊富な湧水が特徴で、1日の湧水量は約40万トン。
年間を通じて水温の変化が少ないため、希少な動植物が多く生息しています。江津湖周辺は、水前寺江津湖公園として自治体による整備が行われ、市民の憩いの場となっています。
(以上、AIによる球磨川の概要説明)
熊本は、世界有数のカルデラを誇る活火山・阿蘇山を有する「火の国」であり、その一方で、清らかな湧水源が1,000ヶ所以上も点在する「水の国」でもある。
阿蘇の火砕流が降り積もって形成された熊本の大地は、隙間が多いために水を通しやすく、そして蓄えやすい。
大昔に起きた阿蘇山の大噴火によってできた特異な地層によって、水道水の100%を地下水でまかなう「地下水都市・熊本」は育まれていったのである。
火と水は表裏一体。
江津湖も湧水の湖である。

熊本駅から市電(路面電車)に乗って、容易にアクセスが可能。
今回は、上江津湖のちょっと上流のあたりから出艇し、のんびり下江津湖方面へ漕いでみた。
水前寺公園からスタート
おはようございます。
早朝、博多を出発し2時間半ほどで熊本に到着。

路面電車に乗って、水前寺公園で下車。
熊本駅から約30分/200円。
江津湖に向かう前に、ちょっとお立ち寄りスポット。
江津湖の源流部(…と言って良いのか)に位置する水前寺公園そして出水神社を訪ねてみたい。

出水(いずみ)神社の鳥居。
ここから先は、水前寺成趣園の拝観料が必要。
大人400円也。

かなり人工的な庭園。
私はあまり楽しめませんでした。

出水神社にお参り。
肥後細川家の歴代藩主が祀られているようです。
名前の由来は、湧き出る水で間違いないと思うのですが、そのあたりの記載はどこにも見つからなかった。

神水「長寿の水」いただきました。
阿蘇火山系の硬水、ということでしたが、かなり口当たりは優しい感じ。

水前寺成趣園を出て、加勢川沿いを江津湖方面へ歩いていく。
これ、住宅地のすぐ裏というか住宅地のど真ん中です。
まじで驚いた。
こんこんと水が湧き続け、そして流れ続けているからこそ、この透明度なのだろう。
ちなみにこの日は曇天。
晴れていれば、もっとキラキラだったろう。

優雅に浮かぶ鴨たち。かわいい。
魚もかなりの数を目視することができる。
動画。
飛べない鴨はただの鴨。かも。
後ほど、バシャバシャ飛びまくる鴨たちもいました。
たくさんいました。めちゃくちゃいました。

川沿いを歩くだけでも、かーなり満足度は高い。

ぞうさんプール。
かなりシュールな絵だが、夏場はここで子供たちが泳いだりなんかして遊ぶのだろうか?

いたるところから水が湧き出ているようで、流れ込みが多い。
そしてそのどれもが美しい。
生活排水のような茶色ではないよ。

上江津湖周辺は、一帯が芝生の公園になっている。
船を出せるポイントを探しつつ、ぶらぶらと散策。
釣りをしている人も多い。
なんだかみんな自由にやっているようである。

シロサギさん。

そして、この子は江津湖の有名人ならぬ有名鳥。らしい。
足を怪我したアオサギさん。
「少なくとも20年くらい前から江津湖にいる」
と、ローカルおじいは言っていた。

結局、上江津湖をぐるりと歩いて一回りして、ちょっと上流に戻った右岸のあたりから出艇することに。
川岸は水草がたくさん育っていて、出艇ポイントがなかなか見つからず。

出艇。
今回は、キャンプ道具一式を持ち込みフル装備。

水は透明で透き通っている。
…が、この曇り空では写真はパッとしないな。
まあいいんです。
のんびりやる。

貸しボート乗り場。
定休日?たぶん。

湖面にピントを合わせる。
水中はゆらゆらと水草が揺れている。

これがなんとも美しいのだ。
まるでゴッホの絵画のように、サイケデリックにうねりまくっている。
動画でどうぞ。
上江津湖から下江津湖に向かう途中。
「中江津湖」なんて呼ばれるこのあたり。
私はとっても気に入ってしまった。

パッカーンと開けたら下江津湖。
東側に艇庫があったので、船を付けさせてもらった。
しばし休憩。

このあとものんびり漕ぐ。
牧歌的でやさしい風景、ゆっくりと流れる時間。
なんだかすっかり眠くなってしまった。良い意味で。
先日の球磨川とは真逆の体験や。

約2時間半ほど漕いで、下江津湖の出口〜木山川と合流したあたり。
左岸に着艇し、この日の行程は終了。
カヤックのグループが通り過ぎていった。

加勢川の本流。
皆さんいってらっしゃい。
お気を付けて。

さて。
片付けて、キャンプ地に移動しますかね。
緑川の乙女河原でキャンプ
江津湖の周辺でどこかキャンプできる場所はないかと探したところ、緑川沿いになかなか良さげなキャンプ場を見つけた。
甲佐・乙女河原(津志田河川自然公園)
>>> https://www.town.kosa.lg.jp/q/aview/102/425.html
使用届出書を提出するだけで、無料で利用することができる。
もうちょっと町から離れたエリアだったら、適当な川原で勝手にキャンプするんだけどね、今回はキャンプ場を利用させてもらいます。

というわけで、寝床の準備。
ファイントラックのツエルト2ロングはやっぱり優秀。
今の時期は屋根もいらん。笑
フルオープン。

歩いて10分ほどのデイリーヤマザキさんで買い出し。
3大手とは商品ラインナップが全然違うので楽しめた。

ちびちびつまみながら。
至福の時間。

キャンプ場と言っても、何もないただの河川敷。
それで良いのだ。
就寝。

翌朝。
夜中にポツポツと小雨が降り始めたので、カメラの三脚を使って慌てて屋根を拵えた。
なんとも汚くみっともないが、これがリアル。
男ひとりの野営はこんなもんである。笑
直前まで天気予報もチェックしてたんだけどな。。

ちなみに、キャンプ場の全貌。
こんな感じ。
広い芝生。
どこでも自由に張り放題。

林間のサイトも。
雨が降るならこっちでも良かったな。
朝の早い時間に片付け、撤収。
温泉に移動する。
グーグルマップで検索すると、立ち寄り湯はそこかしこに。
汗を流して、それからちょっと寄り道して帰ります。

下江津湖の北側に位置する、水辺のインフォメーションセンター。
入場無料。
熊本市動植物園の横。
ここは、江津湖で遊ぶなら必ず足を運んでください。

上江津湖の様子。

そして下江津湖。
このイラストを見るだけでも来た甲斐ある。笑
面白いなあ。

実際に魚たちの姿も見ることができます。
大満足。
熊本駅に戻り、串カツ屋で一杯やってから帰福。
このスケール感というか、市街地からほんの数十分でこんなにも自然豊かな湖(河川)が広がっている、熊本の魅力に改めて驚嘆した次第です。
パックラフト(カヌーやカヤック)で遊べる静水域、という意味でもかなり貴重です。
また熊本近郊に用事があった際は、必ず立ち寄りたい。
そんな風に思いました。
(ほんと気軽に遊べる)
順当に夏から秋へ、季節が移り変わりつつある。
今年のパックラフトシーズンもそろそろ終わりかな〜

それではまた!


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